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2006年9月 3日 (日)

印度料理 ムルギー

ぼくがカレー好きってことは、このブログの名前からも中身からも分かると思いますが、世の中にはもっともっと上がいる訳で。

そんな中でもクラブで『音楽』と『カレー』を提供したりする、おもしろい料理ユニット『東京カリ~番長』代表の水野さんをひそかにりすぺくとしてたりします。

その水野さんのこの本

に水野さん自身が東京でひとつカレー店を紹介するならココ!と紹介されてたお店へ近くに行く用事があったので行ってみました。

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渋谷道玄坂を一歩入ったとこにある、『印度料理 ムルギー』

レンガ作りの外観と風格でちょっと入りにくい(すぐ横がホテル街なので、女性はそのへんも・・・)ですが、中に入ってみるとレトロな喫茶店を思わせる雰囲気。家族で経営されているのかアットホームな雰囲気です。

■主なメニュー

玉子いりムルギーカリー 950円
ムルギーカリー 900円
ハヤシカリー 1000円
サッテ(焼いたチキン)特製ディップ付 1000円
ガドガドサラダ 850円

今回はこの中のおすすめメニューと書いてあった、玉子いりムルギーカリーオーダー。

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ご飯の山と玉子の並べ方、ケチャップの色合いがすごーく特徴的な盛り付けです。

さっそく一口・・・ルーは牛挽肉の入った、スパイシーで深みのある欧風カレーですね。食べてみてびっくりしたけど、ルーの上に少し見える白いのは練乳みたいです。これがもちろん甘いんですが、カレーのスパイシーさと相反しておもしろい食感です。おいしい♪

また、玉子といっしょに食べると辛さがマイルドになるので、味に変化があって楽しいです。あの盛り付けは見た目の楽しさだけじゃなくて、計算されたものなんだなーと実感します。

レジのところでにこにこしたおばあちゃんが立ってますが、きっと思考錯誤を重ねたんだろうなーと思うと、ちょっと感慨深いものがあります。たしかに名店だと思います。

ですが・・・・

そんな味を色褪せさせてしまうことがあって、今回はかなり残念でしたね・・・

まず、お店に入ると誰も立っていなくてキョロキョロ見回してると、目の前の客席で談笑をしてた女性(たぶん若奥さん?娘?)が気づいたようで、すくっと立って案内を。

えーっと、いくらアットホームとはいっても客席のソファーで談笑は・・・

料理が到着して、ご飯にスプーンを入れようとすると・・・

固い!そして、冷たい!!

どうやら、次のオーダーをすぐにだせるようにあらかじめ盛っていたようで。

テーブルは自分と店員さんを含め3卓しかうまってないのに・・・・

料理といっしょに福神漬けの小瓶がきたんですが、他のお客さんがきたら強制的に回収。そして、そのお客さんのところへ・・・

あの、ぼくとそのお客さんしかカレー食べてないんですけど・・・福神漬けは限定一瓶!とかあるわけないよね・・・

一通り料理を出し切ると、また店員さん定位置(ソファー)へ。男性(おそらく旦那さん)と旅行の計画を練り始める。

ぼくももう一人のお客さんもとっくにお冷ないのに、まったく無視。

というか気にもしてない。

あのう・・・カレー店ならそこ一番大事ですよね?・・・えっと、実はお水はセルフ?・・・いや、ちがいますよね、カウンターにピッチャーが並んでる・・・

夏を締めくくる旅行・・・あーあー、それすごく大事。

分かる分かる・・・

えー・・・あー・・・

お店の風格も歴史も味もおばあちゃんも台無しです (lll-ω-) …

味はおいしくて、お店の雰囲気もいいのに店員さんの態度でこんなにもさみしい思いをするもんなんだとこれほど感じたことはありませんでした。

う~ん、このブログには味で辛口なことはあんまり書かないけど、今回のことはちょっと書かずにはいられませんでした。そして、水野さんごめんなさい。

お店の情報は今回は控えます。

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